駐日代表事務所SDGインパクト

SDGsで、
ビジネスにも
驚きの効果を!

SDGsが、社会全体のテーマになっています。
しかし、ヒトと地球に配慮した経営が、
自社の利益とどう両立するのか、
わからない人も多いのではないでしょうか。
どういうかたちでSDGsに取り組むと、
ビジネスの本質的な成長につながるのか。
社会課題の解決にもつながっていくのか。
それをしっかり学べて、
実践できる仕組み。
それが、SDGインパクトです。

「SDGインパクト基準研修
グローバル発表会」
〜SDGsで、ビジネスにも驚きの効果を!〜

もっと詳しく!なぜSDGインパクトが
必要なの?

「経済成長」という言葉の裏で、私たちは多くのものを犠牲にしてきました。
ジェンダー問題、貧困問題、エネルギー問題、環境問題、など
私たちは様々な問題を、解決できないまま抱えています。
有限な資源から無限の利益を求めようとするシステムに、限界がきているのです。
SDGsは、ヒトや環境、そして経済を含め、社会をよりよくするものです。
ビジネスと無関係ではありません。
自社の強みを活かし、誰も取り残さないかたちで地球に貢献すること。
そして、社会や環境に与える負荷に責任を持ち、改善し続けること。
これらのSDGsへの考え方を、マネジメントとして実践しやすくするために
SDGインパクトは生まれました。


企業に期待される役割とは

  • 自社の強みを活かした積極的な(誰も取り残さない)SDGs課題への貢献
  • 責任をもった持続可能な事業運営(自社の生み出す負の影響の改善)

A change in perspective
〜地球の目線で考えてみよう〜

人と企業、地球は全てひと続きの運命共同体です。地球資源の持続無くして企業の持続的成長はなし得ません。
既存のビジネスや投資のやり方を変え、地球とビジネス両方へのインパクト創出のためのシステムレベルでの変革が、
今必要とされています。


SDGインパクト運営委員/
渋澤健メッセージ&プロフィール

私にはよく、日本の企業の皆さんから『どうすれば』SDGsを実践していることを認定してもらえるのかという質問が寄せられ
ます。しかし、私たちはまず『なぜ』SDGsに取り組まなければならないのかという問いから始めなければなりません。SDG
インパクト基準の目的はインパクト評価のための報告手法を定めることではなく、サステナビリティを組織体制と意思決定の
中核に組み込むことです。そのような考え方を軸にして、企業経営の根幹から取り組んでいただければと思います。

渋澤健(しぶさわ・けん)/SDGインパクト運営委員
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役/新しい資本主義実現会議構成員
米系投資銀行でマーケット業務に従事したのち、大手ヘッジファンドにて勤務。
2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し、代表取締役に就任。
2008年にコモンズ投信株式会社を創業し、会長に就任。
経済同友会幹事およびアフリカ開発支援戦略PT副委員長、東京大学総長室アドバイザー、等。

SDGインパクトの
ゴールと2つの取り組み

SDGインパクトのゴール

  • 企業や投資家が、持続可能性・SDGsを経営判断の中核に据えることを支援する
  • ヒトと地球に最もポジティブなインパクトを与えられる領域へ、資金の流れをつくる

2030年までのSDGs達成に向けて、
「民間資金」の流れを拡大するために
UNDPが立ち上げた2つの取り組みです。

インパクトを創出するための
仕組みの設計
  • SDGインパクト基準
  • 研修
  • 認証ラベル(COMING SOON)

SDGsを経営に組み込む!SDGインパクト基準は
どんなもの?


企業・事業体向け/PEファンド向け/
債権向けの3つの基準があります。

このページでお伝えするのは、そのうちのひとつである、「企業・事業体向けの、SDGインパクト基準」です。
この基準は、効果的なインパクトマネジメントの指針を企業に提供するものです。企業がインパクト目標を設定し、
環境・社会にもたらす正負のインパクトを適切に評価しマネジメントし、SDGsを経営の中核に据えることを目的に制作されました。

SDGインパクト基準が
企業に期待する基本要素

  • 持続可能な事業運営を行いSDGsに積極的に貢献すること
  • 人権、プラネタリーバウンダリー(地球の限界)に配慮し、責任あるビジネスを推進すること
  • 効果的なインパクトマネジメントと意思決定を通じてSDGsを実現すること

SDGインパクト基準には、
大きく分けて4つのステップがあります。

戦略
基本要素をSDGs達成のための
パーパスと戦略に盛り込んでいるか
アプローチ
基本要素を経営の執行と管理に統合しているか
透明性
組織のパーパス、戦略、アプローチ、そしてガバナンスに
基本要素がどう統合されているか、透明性を持たせた上で
開示し、パフォーマンスを報告しているか
ガバナンス
ガバナンスの実践を通して、
基本要素へのコミットメントを強化しているか
戦略、アプローチ(執行・管理)、透明性、ガバナンスを示す図形
戦略1 1.SDGsにコミットする→戦略2 2.マテリアリティを把握する→戦略3 3.戦略に組み込む→戦略4 4.目標を設定する→戦略5 5.目標を調整する→アプローチ1 6.組織体制と整合させる→アプローチ2 7インパクト効果測定方法を開発する→アプローチ3 8.評価する→アプローチ4 9.改善を続ける→透明性 10.情報開示する→ガバナンス1 11.ガバナンスに組み込む→ガバナンス2 12.模範を示す

実践のための12の行動も、合わせて
確認できます。

戦略1
事業に責任を持ち持続可能な形態で運営する。積極的に SDGsに貢献し、最善のインパクトを出す。
戦略2
ステークホルダーにとって、そしてSDGsの達成に向けて何が重要か、また組織が現在どの領域でインパクトを生み出しているかを把握する。そうすることで将来、価値の高いインパクトをどの領域で発揮できるかを見極める。
戦略3
インパクトを組織のパーパスと戦略に組み込む。
戦略4
一体化したパーパスと戦略に沿って、インパクト目標を設定する。
戦略5
最善のインパクトを生み出すため、必要に応じて戦略とインパクト目標を調整する。
アプローチ1
組織の文化、構造、能力、システム、インセンティブをパーパスと戦略に合致させる。
アプローチ2
インパクトを効果的に測定するための方法、プロセスやシステムを構築し、意思決定に組み入れる。
アプローチ3
外部のベンチマーク指標、およびステークホルダーの大グループや小グループの指標に照らして、重要なインパクトを長期的に評価、比較、モニタリングする。インパクト拡大のための選択肢を設定し、どれを採用するか決定する。
アプローチ4
改善を続け、インパクトマネジメントのあり方を刷新するためのプロセスを、必要に応じて業務に組み入れる。
透明性
責任あるビジネス慣行、サステナビリティ、SDGs への積極的な貢献をどのように意思決定とパフォーマンス報告に組み込んでいるかを開示する。
ガバナンス1
責任ある事業活動とインパクトマネジメントの取り組みをガバナンスの枠組みに組み込む。
ガバナンス2
組織のガバナンス機構が責任を持って組織運営の模範を示す。

自社の取り組み状況と進捗の把握などに活用できる自己評価ツールはこちら

今取り組まないともったいない!どうやってSDGインパクト
基準を取り入れるの?

プロセスは、大きく分けて4つのステップがあります。

STEP1. 理解
STEP2. 理解
STEP3. 理解
STEP4. 理解
  • STEP 1.理解:まずはSDGインパクト基準や、組織のインパクト
    目標達成のための戦略などを理解します
  • STEP 2.計画:組織が最も貢献できるインパクトと
    SDGsを特定し、マネジメントする方法を学びます
  • STEP 3.導入:SDGインパクト基準を、
    既存の組織体制や経営モデルに統合していきます
  • STEP 4.認証:組織がインパクトや持続可能性を考慮に
    入れた意思決定を行っていることを示す、
    第三者認証機関による認証を受けます
STEP1. 理解STEP1.理解

まずはSDGインパクト基準や、組織のインパクト
目標達成のための戦略などを理解します

STEP2. 計画STEP2.計画

組織が最も貢献できるインパクトと
SDGsを特定し、マネジメントする方法を学びます

STEP3. 導入STEP3.導入

SDGインパクト基準を、
既存の組織体制や経営モデルに統合していきます

STEP4. 認証STEP4.認証

組織がインパクトや持続可能性を考慮に
入れた意思決定を行っていることを示す、
第三者認証機関による認証を受けます


認証制度の運用は2023年以降開始
予定です。

任意利用は今からでも可能です。研修等はただいま準備中ですので、もうしばらくお待ちください。

知っておきたい!SDGインパクト
基準導入のメリット


SDGsを広報のアクセサリーではなく
経営の中核に組み込むことで、
ビジネスと社会課題の両方に
ポジティブなインパクトが生まれます。

  • 時代に沿った、明確な経営基準ができる(経営)
  • 長期的に経営の効率化に貢献する(経営)
  • 長期的な売り上げの向上が見込める(経済)
  • 新しいビジネスチャンスが生まれる(市場)
  • 地域社会に貢献する道筋がわかる(地域)
  • ステークホルダーとの関係性が向上する
    (ステークホルダー)
  • 投資先に選ばれやすく、資金調達が有利になる(投資家)
  • 社員のモチベーションが上がり、離職率が下がる
    (従業員)
  • 優秀な人材をリクルーティングできる(就活生)
  • 企業のブランド価値やイメージも向上する(顧客)
  • SDGsウォッシュを防ぎ、本質的にSDGsへ貢献する
    (顧客)
  • 地球に貢献できる(地球)

学んだその先の実践まで!インパクトマネジメント
研修とは?

UNDPはデューク大学やソーシャル・バリュー・インターナショナル (SVI) と共同で、
インパクトマネジメントやSDGインパクト基準について学ぶ、
一般の方向けの研修を開発しました。
SDGsに積極的に貢献するためのインパクトマネジメントや意思決定の枠組みを、
基礎から実践まで学ぶことができます。


入門研修/実践研修のご案内

入門研修

「Impact Measurement & Management for the SDGs」(英語・無料)
インパクト測定とマネジメントの基礎理論が学べるオンライン研修。
デューク大学の社会起業推進センター(略称CASE)と共同開発。Courseraにて提供。

Courseraのサイトはこちら
実践研修

「SDGインパクト基準研修」(日本語・有料)
SDGインパクト基準を用いて、サスティナビリティとインパクトマネジメントを事業の意思決定に組み込んでいく
実践的な方法を学びます。認証取得に向けた準備にも役立ちます。

※実践研修の受講前には入門研修を受講し、SDGインパクト基準の推奨指標について学習することを推奨します。
SDGインパクト基準研修は、定められた課程を修了し資格を得た認定講師が実施します。
講座受講にご興味をお持ちの方はお問い合わせください。​

特設サイトはこちら

基準を達成した証!SDGインパクト認証
ラベルって?

SDG Impactのロゴ

本基準と並行して、外部機関によるSDGインパクト認証の制度設計が進んでいます。
第三者による認証は市場の信頼を構築し、インパクトウォッシュのリスクを減らすための重要な仕組みです。
認証は最低限の基準値を満たした事業者に付与されますが、
認証取得後も、事業者は理想的な指標へと近づける継続的な努力が求められます。

認証制度はまだ設計中です。最新の情報はUNDPのSDGインパクトの英語サイトをご覧ください。SDGインパクト認証ラベルについて

まずは簡易チェック!自己評価ツールとは?

「SDGインパクト自己評価ツール(企業・事業体向け)」は、
持続可能な意思決定を組織運営の中核に組み込む過程において、
組織がその進捗状況を把握し必要な行動の優先順位付けする目安となっています。

SDGsに資する投資先が丸わかり!SDG投資情報
プラットホーム

SDGs達成に貢献でき、収益性も担保できる国別の投資有望領域検索サイトです。
SDG投資情報マップの情報をオンラインで検索できます。

投資有望分野の検索はこちら。(英語サイト)

お問い合わせ

国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所E-mail:event.japan@undp.org